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2009年9月

たばこの煙や香水のにおいで苦しんでいる人が、あなたの周りにもいる・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 私たちが、体内に最も多く取り入れているものは何だろう。食料か水? いえ違います。1日の摂取量はどちらもほぼ2キロ。その10倍にも達するものがある。それは空気だ

 透明に見えても、実はとても汚れている。車の排気に粉じん、スギなどの花粉、揮発性の有機溶剤や農薬、たばこの煙…。さまざまな有害物質が混在している  

 塗料や殺虫剤などに含まれる微量の化学物質が原因で、頭痛や吐き気、呼吸困難に陥る人が増えている。化学物質過敏症という。シックハウス症候群もその一種。患者は全国で約70万人いると推定される

 周囲にも症状に悩む友人がいる。コロンのにおいをかいだ途端に呼吸困難と頭痛で一日中もがき苦しんだり、禁煙タクシーに乗っても化学塗料や消臭剤で気分が悪くなったり。小麦や卵、牛乳に対するアレルギー反応も出始めたという  

 人間が作り出した化学物質は10万種類以上に及ぶ。環境に悪影響を与える物質も少なくない。石川哲ほか著『化学物質過敏症』は「これからの環境に起因する問題は、われわれ自身が加害者であり、かつ被害者なのです」と警告する

 たばこの煙や香水のにおいで苦しんでいる人が、あなたの周りにもいるかもしれない。中学時代、教室に張られた警句を思い出す。「気付かないのは人間の敵だ」

 河北春秋 河北新報 2009年9月27日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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鳩山イニシアチブ「温暖化対策」実現への具体策を内外に示せるかどうか・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 「気層のなかに炭酸瓦斯(がす)が増えてくれば温かくなるのですか」。宮沢賢治の童話『グスコーブドリの伝記』で、ブドリは博士に聞く。火山島を人為的に爆発させ、大冷害を防げないかと考えたのだ

 温室効果で気温が上がると知ったブドリは、人々を救うため身を犠牲にして島を爆発させる。77年前の作品。もし賢治が現代に生きていれば、地球温暖化を防ぐ物語を紡いだかもしれない  

 国連気候変動サミットで鳩山由紀夫首相が、2020年までに温室効果ガスを1990年比で25%削減する目標を表明。発展途上国に省エネ技術や資金の供与などを行う「鳩山イニシアチブ」も提唱した

 他の先進国の目標を大きく上回り、称賛の声が上がる。大胆な国際公約を機に、温暖化対策の国際的枠組み交渉をリードしたいところだ。鍵を握るのは、実現への具体策を内外に示せるかどうか  

 国内では、企業や家計の大幅な負担増が避けられない。一方、高速道路の無料化などは排出削減と明らかに矛盾する。国土交通省の推計では、無料化で自動車の利用者が激増し、CO2排出量は33%も増える

 理想が高くても、絵に描いたもちでは何にもならない。目標達成には科学的なデータに加えて、豊かな想像力も求められよう。賢治ならどんなヒントを与えてくれるだろうか。

 河北春秋 河北新報 2009年9月25日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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広報用映画「豪華キャスト」裁判員―― 選ばれ、そして見えてきたもの・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 裁判員制度による審理が各地で行われ、仙台でも11月に初の裁判員裁判が開かれる。いつかは裁判員の通知がくるかもしれないと、気が気でない人も多いだろう

 そこで、予習にお薦めなのが、最高裁のホームページだ。「裁判員制度」の項目をクリックすると、イラスト付きの易しい解説が見られる。広報用映画で家族そろって学ぶこともできる  

 題名は『裁判員―選ばれ、そして見えてきたもの』。放火事件で裁判員に選ばれた会社員や主婦らの目を通し、裁判の仕組みや流れが描かれる。村上弘明さんや小林綾子さん、長門裕之さんら豪華キャストだ

 気になったのが被告の設定である。青森県出身で津軽弁丸出し。出稼ぎ先で解雇を通告され、腹いせに寮に火を付ける。8年前、弘前市の消費者金融で起きた放火殺人事件を連想させる。この事件のシ刑囚と同じ40代で、どことなく顔も似ている  

 貧乏、出稼ぎ、犯罪。青森には暗いイメージが付きまとう。弘前大の飯考行准教授が裁判法の授業で見せたら、学生から「津軽弁をばかにしている」と指摘があったそうだ

 「予断を与えないのが重要なのに、出稼ぎ者を犯罪予備軍のパターンの一つにしている。映画の出来がいいだけに残念」と飯さん。もう少し地元への配慮があれば。で、判定は「星二つ」かな。

 河北春秋 河北新報 2009年9月24日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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11年連続で年間3万人を超える、将来に希望を見いだせない人が増えている・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 自サツを防ごうと各地で努力している関係者が、危機感を募らせている。自サツ者は、今年上半期だけで1万7076人に達し、過去最悪だった2003年の年間3万4427人に近いペースで推移しているからだ

 自営業者などの悩みを聞き続けているNPO法人「蜘蛛の糸」(秋田市)の佐藤久男代表(65)も、その一人。1年前のリーマンショックに端を発した世界的不況が、暗い影を落としているという  

 14年連続「自サツ率全国1位」という悲しい現実にある秋田県。1年間に400人以上の人が自ら命を絶つ。複雑な要因が幾つも絡み合ってのことだとしても、動機に生活・経済問題が占める割合は高い

 残念ながら、国全体でみても日本は自サツ大国なのだ。自サツ者は11年連続で年間3万人を超える。10万人当たり約24人も自サツする先進国は、ほかに見当たらない。自サツ率は米国の2倍、英国の3倍にもなる  

 この10年余、所得は落ち込み、雇用も年々厳しくなる一方。将来に希望を見いだせない人が増えている。もはや個人の問題として片付けられるレベルではない

 「海外にODA(政府開発援助)を行っていますが、自分の所は毎年3万人が心ならずもシんでいく。自国民を守れない国に、そんな余裕があるのですか」。極論ながら、佐藤代表の言葉は重い。

 河北春秋 河北新報 2009年9月22日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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社会貢献に対する意識、慈善活動に尽力した選手に贈られる「ロベルト・クレメンテ賞」・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 米大リーグ、デトロイトタイガースのブランドン・インジ選手(32)にとって、8月28日の試合は生涯忘れることができないだろう

 強打の三塁手で今年の球宴にも出場した彼はその日、多額の寄付をしている病院を慰問した。小児がんを患う5歳の少年と楽しいひとときを過ごした別れ際、思わぬ頼み事をされた。「今夜の試合でホームランを打って」  

 病気の少年との約束を果たしたホームランといえばベーブ・ルースが有名だが、インジ選手は同じことをやってのけた。二回裏、今季25本目の一発。テレビ観戦していた少年と両親は喜び、涙し、そして感謝した。だが、快挙の主役は「真のヒーローは、病気と闘う子どもたちと、その世話をするご両親たちさ」と謙虚だ

 インジ選手をはじめ、大リーグの選手は社会貢献に対する意識が高い。慈善活動に尽力した選手に贈られる「ロベルト・クレメンテ賞」を受賞することは、MVPに匹敵する名誉とされる  

 日本のプロスポーツ界も最近は社会貢献に力を入れる。東北楽天ゴールデンイーグルスやベガルタ仙台の選手たちも、学校や施設の訪問をはじめさまざまな活動を行っている

 プロは結果がすべてという意見もあるだろう。だが、プレー以外の言動でも輝いてほしい。それが、本物の「スター」のはずだ。

 河北春秋 河北新報 2009年9月21日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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福の神「仙台四郎物語」地域で当たり前に生活するノーマライゼーション・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 「商売繁盛を招く福の神か」「モデルがいたんだってね」。帰り道でこんな会話が聞こえた。東京・明治座で上演中の『仙台四郎物語』(27日まで)。主役はものまねでおなじみのコロッケさん

 蛇足を承知で説明すると、仙台四郎は江戸末期生まれの実在の人物。知的障害があったが素直な性格で笑顔を絶やさない。立ち寄る店が繁盛したため「福の神」と呼ばれた  

 劇中の四郎は子どもと遊んでいるだけでなく、結核患者に食事を届けるという誰もが嫌がる仕事を率先してこなす。せりふが少ない分、ひたむきさが強調され、すすり泣きも起きた

 「これは四郎の周囲の人たちの物語なんです」。舞台あいさつでコロッケさんはこう言った。「四郎がすごいわけじゃない。四郎を受け入れた周りの人たち、自分の生活が大変な時代に優しく四郎を見守った仙台の人たちが偉い」  

 障害者が地域で当たり前に生活するノーマライゼーション。100年以上前の仙台で自然に実践されていたということだ。明治座は連日満員。地域限定だった四郎の知名度も全国区になったようだ

 奥山恵美子仙台市長が先日、楽屋にコロッケさんを訪ねた。「広瀬川などの自然は有名ですが、仙台の温かい心を広く発信していただき、ありがとうございました」。本当にうれしそうだった。

 河北春秋 河北新報 2009年9月20日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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政権交代が可能な二大政党制「総裁選」有権者に強力なメッセージを送らねばならない・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 戦上手で知られた戦国武将の武田信玄に有名な言葉がある。「およそ戦というものは、五分をもって上とし、七分を中とし、十分をもって下とす」

 理由はこうだ。「五分は励みを生じ、七分は怠りを生じ、十分は驕(おご)りを生ず」。先の衆院選で歴史的な敗北を喫し、下野した自民党。2005年の郵政選挙で十分の勝ちを収めたことが、衰微に影響したのかもしれない  

 自民党の総裁選がきのう、告示された。党再生への最初の試金石となる。16日の特別国会の首相選出では、総裁の名を書くこともできなかった。格別な思いでこの日を迎えた人もいるだろう

 立候補したのはベテランと中堅・若手代表2人の計3人。挙党態勢の構築による再建や世代交代、派閥解消の是非などが争点だ。地方票がこれまで以上に重みを持つ選挙。誰の訴えが党員の心に届くか  

 野党時代の自民党には迫力があった。1994年、当時の細川護煕首相の企業からの借入金問題を追及し、退陣に追い込んだ。「堂々たる野党」(細田博之幹事長)になれるかどうかの鍵も握る

 衆院選で十分の勝ちを収めた民主党は「次は猛烈な逆風下の選挙になる」(党幹部)と、早くも引き締める。政権交代が可能な二大政党制を実現するには、まず総裁選で有権者に強力なメッセージを送らねばならない。

 河北春秋 河北新報 2009年9月19日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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「無駄遣いを一掃する」まずは自分たちの無駄から始めてほしい・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 あすから秋の大型連休。なのに、知人のK子さん(23)は浮かない表情だ。「だって休んだ分、お給料が減るんだもの」。派遣社員として働く職場は時給制。休日が続けば死活問題だ。「お金を使わないよう、どこにも出掛けません」

 ところが、たった2日籍を置いただけで、1カ月分を丸々もらった集団がある。先月30日の選挙で当選した衆院議員だ。特別国会初日のおととい、8月分の歳費(給与)など230万1000円が、満額支払われたのである  

 歳費に関する法律では「任期が開始する当月分から歳費を受ける」と定められている。しかも日割り計算しないため、日数にかかわらず1カ月分が支給される仕組みなのだ

 480人分で約11億500万円。考えてみれば、先月30、31の両日は開票を見守ったり、あいさつ回りをしたりで、実際は開店休業。まさに「ぬれ手で粟(あわ)」である  

 だが、返還もままならない。公選法で禁じた寄付行為に当たるのだという。国会議員は、自分の懐に入る金に関しては、実に都合良く法律を作っているのだ

 K子さんは憤慨する。「私の1年間の給料と同じ額よ。絶対におかしい。税金を何だと思っているの」。鳩山由紀夫首相は就任会見で「無駄遣いを一掃する」と力強く語った。まずは自分たちの無駄から始めてほしい。

 河北春秋 河北新報 2009年9月18日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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新人143人、名前を知らなくても、「センセイ」って呼べばいい・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 作家の中山千夏さんが参院議員時代を顧みて、「『センセイ』と呼ばれるほど、閉口することもない」とつづっている(『国会という所』)

 なぜ先生なのか。政治のプロに教わり、謎が解けた。「便利なんだよ。何百人もの議員の名前を覚えるのは大変だもの。知らなくても、センセイって呼べばいいんだからね」  

 特別国会がきょう召集され、衆院選で当選した480人が顔をそろえる。うち新人が158人を占める。3分の1が入れ替わったのだから、議員同士もお役人も名前を覚えるのに一苦労しそう。国会内に「先生」の声が飛び交うことだろう

 新人143人を抱える民主党は、平均年齢が49.4歳と40代の若さ。一方、新人が5人だけの自民党は56.6歳で7歳も年上だ。小泉チルドレンが大量落選するなど、前回初当選した83人中、再選がたった10人。年齢アップの一因となった  

 民主党政権にとり、若さがプラスと出るか、経験不足が露呈するか。新人議員の動向にも目が離せない。党は早速、議員の心得や国会活動についてガイダンスを行ったという

 一日も早く「先生」でなく、名前で呼ばれるよう活躍を期待したい。くれぐれも、前回の自民新人みたいに「棚ぼたで当選しちゃった」とか「料亭に行きたい」なんて発言で名を上げるのでなく。

 河北春秋 河北新報 2009年9月16日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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9年連続200安打の大リーグ新記録、国籍を超越した、世界トップクラスの能力を持つ選手・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 イチロー選手が米大リーグのマリナーズに入団した翌年だったか。リーグ関係者が話していたのを思い出す。「イチローは全く参考にならないね」

 日本人選手がどれくらいできるか、力量を測る物差しにならないという意味だった。あまりにレベルが高すぎる。国籍を超越した、世界トップクラスの能力を持つ選手として、すでに高く評価されていた  

 「残りは何試合で、記録達成まであと何本か」。最近ずっと気掛かりだった。大丈夫だとは思っても、けがなどが心配になる。実際、開幕時と8月末から9月にかけて、病気やけがで計16試合も戦列を離れた

 イチロー選手がきのう、9年連続200安打の大リーグ新記録を打ち立てた。文字通り前人未到の快挙だ。「解放された。人(の記録)との戦いに終わりを迎えた」。コメントからホッとした様子が伝わる。さすがに重圧があったらしい  

 大リーグ史上2番目の早さでの2000安打達成から1週間。262本のシーズン最多安打記録など、数々の足跡を刻んできたが、最も真価が発揮された記録と言えよう

 派手なホームランが注目されがちな大リーグ。イチロー選手は、スピーディーな野球の面白さをあらためて教えてくれた。これからも憎たらしいほどのマイペースで、記録を塗り替えていってほしい。

 河北春秋 河北新報 2009年9月15日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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7人制ラグビー「夏季五輪」フィールドの広さは15人制と変わらない・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 近代五輪が始まって間もなく、競技の一つにラグビーが加わった。だが長続きすることなく、1924年の第8回パリ大会を最後に姿を消している

 国際オリンピック委員会(IOC)の理事会が、2016年夏季五輪で追加実施する競技として、ラグビーをゴルフとともに選んだ。10月の総会で正式に決まる。日本が希望していた野球とソフトボールは、残念ながら落選した  

 ラグビーにとっては久しぶりの復帰になる。もっとも、今度は通常の15人制ではなく、7人制というただし書きが付いた。なじみが薄いこの種目は19世紀のスコットランド生まれ。FW3人、バックス4人の構成で、スクラムは3人で組む

 人数は減ってもフィールドの広さは15人制と変わらないため、走ってパスして、また走っての連続。結構息が上がる。だから試合時間は短く、7分か10分ハーフ  

 そんなスピード感が今の五輪に適していると判断された。短期間で試合をこなせる点も決め手になったようだ。IOCのジャック・ロゲ会長がラグビー選手だったことは、さてどうか

 日本はアジアでは強いものの、世界のレベルには至ってはいない。15人制の陰に隠れた存在だっただけに、本格的な強化はこれから。こちらの方は、息が上がらないような、持続的な取り組みが求められる。

 河北春秋 河北新報 2009年9月14日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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高音質化したリマスター盤「ビートルズ」いまだ人気は衰えない・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 「すき焼きを食べたい」。都内のホテルに4人組を訪ねると、年下の彼らは口々にそう言った。1966年に来日したビートルズとの出会いを、加山雄三さんが振り返っている(日本経済新聞「私の履歴書」)

 はしを使えない彼らは、突き刺して肉を食べた。ジョン・レノンは、床に正座していわく「日本人の気持ちを味わっているんだ」。リンゴ・スターは、高げたで部屋を歩き回っていた  

 ちゃめっ気のあるところも、ファンの心をくすぐるのだろう。解散から39年もたつのに、いまだ人気は衰えない。アルバム14作品を高音質化したリマスター盤が、世界同時に発売された。日本では予約だけで100万枚を超えたという

 仙台市内のCD店で尋ねたら、仕事帰りに買い求める中高年者が多いそうだ。若い女性店員は「ビートルズって、すごかったんですね。年配のお客さんは私たちより詳しい」と驚いていた  

 初期のアルバム『ア・ハード・デイズ・ナイト』を買った。初の主演映画の撮影中に、リンゴが「今日はきつかったなあ。もう夜だよ」と言ったのがタイトルになった

 「家に帰ると、何もかもうまくいっているみたい」。そんな歌詞を聴くと、疲れた心も体も癒やされる。家族にも優しくなれそう。いつまでも廃れないビートルズマジックである。

 河北春秋 河北新報 2009年9月13日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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夢は膨らむ、無人補給機「HTV」を積んだH2Bロケットの初の打ち上げに成功・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 「ハッチを開いた瞬間、リンゴの甘い香りが入ってきて、久しぶりに臭覚が研ぎ澄まされた」「夕食時には3人のクルーが、新鮮な野菜や果物の味と香りを満喫した」

 国際宇宙ステーションに4カ月半滞在した宇宙飛行士の若田光一さん。食料、衣類などの生活用品や実験機器を満載したロシアの無人補給機が到着した時の喜びを、ブログにこう記した  

 ステーションで長期間活動するには補給品の搬送が不可欠。米国のスペースシャトルとロシア、欧州の補給機が任務に当たってきた。今後は日本の無人補給機「HTV」が加わる

 鹿児島県の種子島宇宙センターで、宇宙航空研究開発機構がきのう、HTVを積んだH2Bロケットの初の打ち上げに成功。7月の有人宇宙施設「きぼう」の完成に続き、日本の宇宙開発は一気に前進した  

 HTVは18日にもステーションとドッキングし、生活用品や機器を届ける。搬入口が1.2メートル四方とロシアなどの補給機よりかなり広く、シャトルが来年にも退役した後は、唯一の大型機器搬送の手段となる。国際社会の期待は大きい

 HTVは2015年まで、計7機を打ち上げる計画だ。環境制御系や通信系の装置を取り付けることで、有人宇宙船への改造も可能とされる。宇宙開発の未来を約束する国産技術。夢は膨らむ。

 河北春秋 河北新報 2009年9月12日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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「理系トリオ」地球温暖化に臓器移植問題、宇宙開発など、今や政治と科学は切っても切り離せない・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 「政権交代」は政党間だけではなかった。文系長期支配から理系政権への交代劇でもある。次期首相となる鳩山由紀夫さんは東大工学部出身。明治以来初めて、理系の首相が誕生する

 歴代首相の多くは法学部か経済学部出身。専門学校などで建築や水産を学んだ人はいるが、大学出の理系首相はいない。鳩山さんは計数工学が専門。米国に留学し大学助教授も務めた、典型的な理系人間だ  

 外国に目を転じれば、理系の政治リーダーは珍しくない。ドイツのメルケル首相は物理学博士。中国の胡錦濤国家主席は水利エンジニア、温家宝首相も地質学の専門家だ

 竹内薫著『理系バカと文系バカ』によれば、理系人間は論理的に考え柔軟な発想ができる半面、コミュニケーションが下手で、空気が読めない面があるという。いずれも政治家には欠かせない能力だ。鳩山さんはどうだろう  

 地球温暖化に臓器移植問題、宇宙開発など、今や政治と科学は切っても切り離せない。科学を理解できない政治家は、リーダー失格の烙印(らくいん)を押されかねない

 新政権の国家戦略局担当相に内定した菅直人さんは東工大理学部、官房長官の平野博文さんが中大理工学部卒。理系トリオで、文系人間がひしめく官僚軍団をどうコントロールしていくか。新政権の見どころの一つでもある。

 河北春秋 河北新報 2009年9月8日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)の試運転がまた延長・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 核燃料サイクル施設の青森県六ケ所村への立地問題が浮上したのは、ちょうど25年前。耳慣れぬ言葉に当初、誰もが戸惑ったが、すぐに建設の是非をめぐる論争が始まった

 「安全性は大丈夫か」「核のごみ捨て場にされないか」。反対派が受け入れられない理由の一つに挙げたのが、「放射性廃棄物を処理するガラス固化技術は確立されていない」との見方だった  

 ガラス固化のプラントは1978年にフランスで運転を開始。電気事業連合会は、実績があり技術的な不安はないとの見解を示した。四半世紀後にこんなに問題化するとは予想しなかっただろう

 使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)の試運転完了時期が、来年10月に延長された。2006年3月の試運転開始から8回目の延期。高レベル放射性廃液のガラス固化試験のトラブルが原因だ  

 フランスから大半の技術を導入した再処理工場で、ガラス固化は国産技術を活用。事業者の日本原燃は自信を見せたが、昨年12月以降、ガラス溶融炉内をかき混ぜる金属棒の屈曲や炉内損傷、廃液漏れが相次いだ

 当初1年半程度を見込んだ試運転は、最短でも4年半かかることになる。反対派からは「再処理自体やめるべきだ」との声も。各原発で使用済み燃料がたまり続ける。早期の技術確立は望めるのか。

 河北春秋 河北新報 2009年9月10日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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まれに見る混戦の昇格争い「ベガルタ仙台」今季はちょっと違う・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 スポーツ選手にとって、気候の違いは時に手ごわい敵になる。普段冷涼な地で練習しているのに、試合地の気温が10度も高かったら。軽快な動きを求めるのは酷というもの

 北海道から九州までチームがあるサッカーJリーグ。北国のチームが夏に調子を落とすのは宿命とされてきた。J2ベガルタ仙台の大きな課題も夏場対策。毎年失速してきたが、今季はちょっと違う  

 ベガルタがついに首位に立った。昨季は8月に1勝もできなかったものの、今季は4勝1分け1敗。首位の大阪と勝ち点1差の2位で月を終えた。6日のホーム岡山戦を制し、甲府と引き分けた大阪をとらえた

 圧倒的な強さを示してきたわけではない。人もボールも動くスペクタクルなサッカーは一時影を潜め、下位チームに押し込まれた試合もある。守備ブロックを作って相手の攻撃をはね返し、手堅く勝ち切ってきた  

 夏仕様の試合運びが奏功したと言えよう。ハラハラする展開が続く中、FW中原貴之選手のように、試合終盤に決定的な仕事をする切り札も現れた。チームは着実に成長している

 ホーム6連勝の新記録も達成した。次は13日のアウェー福岡戦。上位とあって研究され、楽に勝てる相手はいない。まれに見る混戦の昇格争い。このまま突っ走り、実りの秋を迎えてほしい。

 河北春秋 河北新報 2009年9月9日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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300年、祭りばやし「盛岡秋まつり」わんこそば、おかわりしながら腹を満たして・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 盛岡の街を夕暮れ時に歩いていると、どこからともなく笛や太鼓のはやしが聞こえてくる。14日には鎮守の祭典、盛岡秋まつりが開幕する。トントン、トカトン。豪華な山車造りも佳境に入る

 男衆はもうハレの日を待ちわびている。祭りを支え続けてちょうど300年。いつになく心意気が伝わる3日間となりそう。市も「今年は市制施行120周年でもあり、一段と盛り上がりますよ」  

 さぞや祭りの後の宴会も盛大なのだろう。知り合いの飲食店店主に聞くと「人が多くて、はしの進みも早いから大変」という。「でも、この地域には伝統のもてなしがあるから大丈夫」とも

 歓待の神髄は実はわんこそばにあるらしい。諸説あるが、祭事の宴席でそばを振る舞う風習があって、一度に大勢の人にゆでたてを食べてもらうため、何度も小分けして出したのだそうだ  

 ごちそうを待たせない気配りと、おかわりしながら腹を満たしていく客側のおうようさ。土地柄と人柄がしのばれ、互いを思い合う優しさに包まれた宴席が思い浮かぶ。きっと酒もうまいに違いない

 来週、祭りばやしに誘われて盛岡に足を運んでみませんか。腹をすかせて、わんこそば屋さんののれんをくぐるのもいい。「じゃんじゃん」「どんどん」。姉っこの極上のもてなしが待っているはずだ。

 河北春秋 河北新報 2009年9月7日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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医療過疎地「ドクターヘリ」命にかかわる救急医療の整備・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 医師や看護師がヘリコプターに乗って救急現場に急ぐドクターヘリ。NPO法人・救急ヘリ病院ネットワークのホームページによると、今年は日本でこのシステムが試行的に始まって10年

 NPOの理事長を務めているのが元警察庁長官の国松孝次さん(72)だ。14年前、銃で狙撃され生死の境をさまよった。手術を担当した医師から「東京だから助かった」と言われたという  

 撃たれてから手術開始までわずか30分だった。これが生死を分けた。後にスイス大使となり、ドクターヘリが充実した現地の実情をつぶさに知る。日本でも―と普及を目指して駆け回っている

 東北のような広大で、かつ医療過疎地が点在する場所でこそヘリ救急の充実が望まれる。岩手県のベテラン救急医が「救急車を使うより助かる命がぐんと増えるはず」と悔しがっていたのを思い出す  

 問題はむろん経費。1機に年間約2億円の運営費がかかる。全国50カ所に配備するとすれば、総額100億円。けれど、国民1人当たりの負担は年にたった80円だ。高いだろうか安いだろうか

 NPOの研究では、年間2万5千人がヘリで救護され、救命率は従来より3割は向上する。高速道の無料化だ、子ども手当だ、と持ちきりだけれど、命にかかわる救急医療の整備の方が優先順位は上では?

 河北春秋 河北新報 2009年9月6日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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温暖化を加速させる悪循環「北極圏」世界平均の2倍近いペースで気温が上昇・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 ホッキョクグマは氷の上で狩りをする。主な獲物はアザラシ。沿岸の氷が解ける夏は陸上で暮らすため餌が捕れず、絶食に近い状態で過ごさねばならない

 1週間早く氷が解けると体重が10キロ減るとの研究もある。地球温暖化の影響で海が凍結する期間が短くなり、繁殖率が低下していることも分かった。絶滅を懸念する声は強まる  

 世界自然保護基金(WWF)が、北極圏の温暖化は予測を上回る速度で進んでいるとの報告書を発表した。グリーンランドの氷床や各地の氷河が解け、今世紀末には最大120センチ海面が上昇する恐れがあるという

 温暖化対策の基礎資料である「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)報告書の予測(最大59センチ)を大きく上回る。北極圏では過去20年に世界平均の2倍近いペースで気温が上昇。その氷床などへの影響をより厳密に解析した  

 太陽光の吸収を妨げる海氷の減少が進み、永久凍土が解けることで地中から二酸化炭素やメタンが放出される。原因については諸説あるが、温暖化を加速させる悪循環が起きているのは確からしい

 生物は温暖化に伴って寒冷な地に生息域を広げている。だが、極北のホッキョクグマに逃げる場所はない。水面上昇の被害は無論、世界各地に及ぶ。北極圏の温暖化対策は待ったなしの状況だ。

 河北春秋 河北新報 2009年9月5日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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新政権の手腕「消費者庁」消費者の目線に立ち素早い対応ができるか・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 パリッとしたスーツを着こなし、物腰はあくまで柔らか。笑顔を絶やさず、ソフトな口調で声を掛ける。そんな好感度抜群のタイプが、悪徳業者に多いという

 国民生活センター編『悪質商法のすごい手口』に出てくるだましの実態は驚くばかり。無料健康チェックで「悪い結果が出た」と言われ、何十万円もの健康グッズを売りつけられた。招待旅行と称してイベント会場に缶詰めにされ、高額の着物を買わされた  

 「不用品を回収します」の声に誘われ、法外な値段で家電品の処分料を取られたケース。「地上デジタル放送は、お宅のテレビでは映らない」と不安をあおり、ケーブルテレビに加入させる悪質勧誘も

 「被害を取り戻す方法がある」と言って、巧妙にだます二次被害も増えているそうだ。「自分だけは大丈夫、という自信が一番危ない」と同センターは警告する  

 消費者庁が発足した。悪徳商法や食品偽装問題を受け、消費者行政を一元化する狙い。だが、全国共通ダイヤル相談窓口の開設が遅れている上、長官人事で与野党がもめるなど波乱の船出となった

 消費者の目線に立ち素早い対応ができるか。間もなくスタートする新政権の手腕が、早くも試される。もたもたしていると、笑顔を浮かべて近づく悪徳業者の餌食になる人が増えるばかり。

 河北春秋 河北新報 2009年9月4日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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「裁判員裁判」人を裁く重圧に、被害者の声に耳を傾けるつらさが加わる・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 気の毒に思えば思うほど、その人と向き合うのが、むしろつらくなる。誰もが人生の折々に体験することとはいえ、公の場でとなれば、また別の重みを感じるのではないか

 東北初の裁判員裁判がきのう、青森地裁で始まった。審理するのは強盗強姦(ごうかん)事件。性犯罪が裁かれるのは全国でも初のケースだ。人を裁く重圧に、性犯罪被害者の声に耳を傾けるつらさが加わる  

 地裁は「被害者のプライバシー保護への配慮」を強調してきた。前日の裁判員選任手続きでは、被害者に関する情報の提供を事件当時の居住地域や年齢だけに抑え、万一の漏えい防止を図った

 公判の冒頭、裁判長は検察側に被害者を匿名にし、住所や年齢もふせるよう要請。被告にも、被害者の名を口にしないよう告げた。プライバシー保護へ、一つの道筋をつけた  

 きょうは被害女性2人の意見陳述も行われる。別室で話し、裁判官、裁判員用のモニターにだけ映し出されるが、顔は知られる。被害者の苦痛や不安はいかばかりか。裁判員の心の負担を増幅させることもあろう

 性犯罪を裁判員裁判から外すよう求める声は多い。性犯罪被害に対する偏見や先入観を持つ人が選ばれる恐れがあるからだ。どうすれば被害者の苦痛と裁判員の負担を軽減できるか。さまざまな声に耳を貸す必要がある。

 河北春秋 河北新報 2009年9月3日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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地元産のトウモロコシ「嶽きみ」甘味たっぷりの1本に育つ・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 津軽の秀峰岩木山を望む弘前市の県道沿いに、今年も地元産のトウモロコシ「嶽きみ」を直売する店が現れた。収穫したばかりのものを焼いたり、ゆでたりして出してくれる

 嶽きみは甘味種。400年の伝統を持つ嶽温泉がある嶽地区の標高450~600メートルの高原地帯で栽培されている。昼夜の寒暖の差が大きいことで、甘味たっぷりの1本に育つ  

 嶽温泉を訪れた観光客の口コミが「忘れられない味」の評判を広げ、2007年に地域団体商標の認定を受けた。インターネットを通じた販売も盛んで、青森県外からも注文が舞い込む

 もともとは50年ほど前、開拓地だったこの地へ入植してきた鈴木春雄さん(故人)が栽培を始めた。ジャガイモや水稲などを試した末に、気候、土壌に合うと見込んだのがトウモロコシだったという  

 当時、1本6円で売れた。日雇い労働が1日300円の時代だ。コメが10アール当たり3~5俵しか取れない土地では希望の作物。トウモロコシにかける思いは現在も受け継がれ、25戸の約150ヘクタールで栽培されている

 鈴木さんの息子の健さん(63)は畑に出るたび、トウモロコシに「頑張ってくれ」と声を掛けて育てる。今年は天候不順の影響で収量は少なめだが、農家の変わらぬ愛情をたっぷり受けて、甘味は十分。10月初めまでが旬。

 河北春秋 河北新報 2009年9月2日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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政権交代が可能な二大政党制を定着させるには自民党の奮起が欠かせない・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 「今世において国安を維持するの法は平穏の間に政権を受授するに在り」。福沢諭吉は著書『民情一新』で、政権交代の必要性を、こう説いた

 英国の二大政党政治を例に挙げ、政権交代が円滑に行われていることを「機転の妙所」と称賛。国民の不平は次々と生じるものであり、政権を得た者は「席上に長座する弊なきよう希望する」と記した  

 諭吉の政権交代論から130年。戦後初の政権選択を焦点とした衆院選は、民主党が歴史的勝利を収めた。民主党はきのう、政権移行作業に着手。鳩山由紀夫代表は「希望を見いだせる社会をつくり上げたい」と決意を表明した

 総理、閣僚経験者らが相次いで落選し、結党以来初めて第1党の座を失った自民党も、党勢立て直しへ模索を始めた。「一から出直す」「結束して立ち直りのきっかけをつかむ」―などの声が相次ぐものの、党内に徒労感も漂う  

 自民党惨敗の要因の一つが「席上に長座する弊」だったのは間違いないだろう。民意への感度は確実に鈍っていた。ただ、政権交代が可能な二大政党制を定着させるには自民党の奮起が欠かせない

 エポックメーキングな選挙だったが、歴史的な評価を決定するのは「勝者は国民」だったと振り返れるかどうかではないか。すべては今後の展開にかかっているだろう。

 河北春秋 河北新報 2009年9月1日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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二大政党制「政権交代」日本の政治史に新たな一ページ・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 トンビならぬ「ハトに油揚げをさらわれた」。1955年2月の衆院選で、鳩山一郎首相率いる日本民主党が勝利した。勝因は「わが党の政策を横取りしたから」と他党の幹部が歯がみしたという

 約半世紀後のきのう行われた衆院選。孫の由紀夫さんに対しても「ハトにさらわれた」と悔しがる姿が、あちこちの選挙事務所で見られた。特に民主党に議席をごっそり持って行かれた自民党幹部は、胸が張り裂ける思いだろう  

 「本格的な政権交代実現」と日本の政治史に新たな一ページが記された。つい4年前の「郵政選挙」を思い出す。大勝利を収めた自民が、きのうを境に壊滅状態に陥るとは誰が予想しただろう

 「民衆の気分というものは、はなはだ動揺しやすい」とマキャベリが警告している。「彼らの支持を得ることはさして困難なことではないが、保ち続けるのは大変に難しい」  

 発足当時、民主党は「ゆ党」とからかわれた。各党からの寄せ集めで、野党でも与党でもない。だから「ゆ党」。年を経て自民を脅かす野党第1党となり、ついに与党へと進化した

 油断もすきもない政治の世界。常に誰かが油揚げを狙っている。「よ」から「や」へ、その逆もまた。「や行」を行ったり来たりの可能性が十分にある。二大政党制の良さであり、怖さでもある。

 河北春秋 河北新報 2009年8月31日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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