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2009年11月

米作り「戸別所得補償」コメの消費が落ち込み、価格は下がる一方・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 「ノギャル」とは、農業をするギャルのこと。今年の新語・流行語大賞の候補にも選ばれた。ギャルのマーケティング会社をつくった経歴を持つ藤田志穂さん(24)が、秋田県大潟村で始めた米作りプロジェクトの名称でもある

 東京・渋谷を拠点に活動する藤田さんが秋田を選んだのは、「渋谷駅の前に立つハチ公が秋田犬だから」。村の農家の協力を得て栽培したあきたこまちは「シブヤ米」として販売され、好評のようだ  

 彼女や仲間たちの格好といえば、茶髪に長く伸びた光るつめ、黒く縁取られたアイメークにつけまつげ。短パン姿、カラフルな長靴での農作業には、少々違和感があった

 でも、取り組みは至ってまじめだった。若者に食や農業に興味を持ってほしいと殊勝に語り、「イケてる農作業着」開発を進めるなど、農家の表立った反発は少ない  

 ギャルの行動だけで元気になるほど、農業は甘くない。コメの消費が落ち込み、価格は下がる一方。今のままでは立ちいかなくなることも、農家は百も承知だろう

 減反に協力しない農家が多かった大潟村。戸別所得補償が来年度導入されるようなら、減反に参加する農家は増えそうだという。農政の大転換に、モデル農村にも変化の兆しが見える。冬到来。ギャルの風が去って、日本海から寒風が吹く。

 河北春秋 河北新報 2009年11月23日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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ブタのゲノム解読「臓器移植」臓器提供者の少ない日本人・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 日本を含む国際的な研究グループが、ブタのゲノム(全遺伝情報)を解読したそうだ。「それが何か?」と言われそうだけれど、これは人間のごく近い将来にとって明るいニュース

 ブタには特色が二つある。一つはもちろん、肉がおいしいこと。もう一つは、臓器の大きさが人間によく似ていることだ。ゲノム解読は、肉質の良い品種の開発だけでなく移植医療にも役立つ  

 というのはブタで人の臓器を育てて移植する研究が、実用化しつつあるからだ。ブタの胎児の臓器に患者の細胞を注入し、拒絶反応が少ない臓器に育てる。成長が早く、数カ月で移植に適した臓器になる

 自治医科大に今夏、ブタから人への臓器移植などを研究する専門のセンターが設けられた。既に、動物実験では肝臓の育成と移植に成功している。後は、人間への応用を待つばかり  

 臓器移植法施行から10年間の脳シ移植は81件。脳シを人のシとすることへの心理的抵抗と遺体も遺骨も大切に思う日本人の心情ゆえか、臓器提供者は少ない。海外への渡航移植が増える一方だった

 世界保健機関は来年にも、渡航移植の自粛を求める指針を決める。ブタにいやでも期待が高まる。科学技術予算もバッサバッサと切りそうな鳩山さん、こんな有望な研究の経費は、まさか、削らないでしょうね。

 河北春秋 河北新報 2009年11月22日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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山形交響楽団「第200回の定期演奏会」地元に誇れるオーケストラがあることの幸せ・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 プロのオーケストラを抱える都市は全国で20ほど。東京や大阪では多くの団体が共存するが、大抵は一つの団体が地域の音楽文化を支えている

 山形交響楽団が1972年、山形市に誕生した時、地方オーケストラはまだ珍しかった。活動していたのは札幌、九州、群馬各交響楽団など。地元にオーケストラが存在することの意義が、あまり理解されない時代だった  

 「演奏は下手、運営も厳しいのになぜやるのかと、公然と言う人もいた」。創立名誉指揮者の村川千秋さん(77)は振り返る。定期演奏会や学校訪問などを重ねて、徐々に地域に浸透していった

 山響がきょうとあす、第200回の定期演奏会を開く。第1回から37年。今では県外から聴衆を集めるまでになった。村川さんが約9年ぶりに指揮台に立つほか、音楽監督の飯森範親さんら3人も指揮をする  

 得意のシベリウスを取り上げる村川さんは「集大成として、支えてくれたすべての人に感謝を込めて演奏したい。山響の歩みにも思いをはせてもらえればうれしい」と語る

 自主CDレーベル設立や座付き作曲家招請、モーツァルトの交響曲の全曲録音への挑戦と勢いに乗る山響。映画『おくりびと』にも出演した。地元に誇れるオーケストラがあることの幸せを、誰もが再確認できる演奏会になろう。

 河北春秋 河北新報 2009年11月21日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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「ぼろは着てても心は錦」世知辛さがひときわ身に染みる老舗政党の冬である・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 江戸川柳に<そんもそんもとビン乏神夢枕>とある。神様が夢枕に立つ時「そもそもわれは○○の神なり」と、ご託宣があるのが普通。ビン乏神なら「損も損も」と、のたまうという

 衆院選で惨敗、野に下った自民党に経費節減の嵐が吹き荒れている。「損も損も」。議員や職員が見ているのは夢でも幻でもない。リストラという厳しい現実  

 2009年分の政党交付金は17億円以上減り、139億8千万円に。来年はさらに三十数億円のダウンが待つ。兵だけでなく兵糧が乏しくなれば、縮小均衡が生き延びる道となるのは必定。二階派が伊吹派に合流した

 早朝の勉強会で供される朝食が、箱弁当からサンドイッチに格下げされた。トイレからは手ふき用の紙タオルが姿を消した。世知辛さがひときわ身に染みる老舗政党の冬である  

 そうこうしているうちに、谷垣総裁が趣味の自転車で転倒し顔にけがを負った。泣きっ面にハチとはこのこと。幸い大事には至らなかったが、大将が落馬ならぬ落車ではしゃれにもならない

 敵陣民主党のほころびが目立ってきた。安全保障政策をめぐる重臣間の見解の相違や、鳩山首相の偽装献金問題が浮上。自民党に不遇を嘆く暇などなく、雪辱に総力を挙げる時だ。ヒンすれば鈍するでは困る。ここは「ぼろは着てても心は錦」で。

 河北春秋 河北新報 2009年11月20日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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謎解きのロマン「邪馬台国」畿内か九州か、真実が明らかになる日が待ち遠しい・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 畿内か九州か。振り子はどちらかに振れたかと思うと、やがて逆方向に揺れ戻る。江戸時代から現代まで百家争鳴の観を呈してきた論争が、一段と熱を帯びてきた

 古代史最大の謎とされる邪馬台国(やまたいこく)の所在地。畿内説の最有力候補地である纏向(まきむく)遺跡(奈良県桜井市)で、女王卑弥呼(ひみこ)の時代、3世紀前半としては国内最大の建物跡が発掘されたのが“再燃”のきっかけだ  

 関東から九州までの土器が出土し、国内最初の「都市」との見方もある纏向遺跡。卑弥呼の墓説がある箸墓(はしはか)古墳も存在する。ただ、王にふさわしい大型建物跡が見つからないのが弱点だった

 建物は4棟が中心軸をそろえて、東西に整然と並んでいたことも分かった。畿内説の研究者は「魏志倭人伝の卑弥呼の宮室(宮殿)の可能性が高い。教科書を書き換える大発見だ」と興奮を隠さない  

 九州説の専門家も無論、黙っていない。「土器の年代が実際より古く解釈されている。4世紀以降の建物で、明らかに時代が違う」「発掘が進んでおらず、卑弥呼と結び付けるのは無理だ」

 今回発掘したのは南北1.5キロ、東西2キロの遺跡の5%。全体像の解明はこれからだ。そのうちに九州でも新発見があるかもしれない。真実が明らかになる日が待ち遠しいが、謎解きのロマンにも、もっと浸っていたい。

 河北春秋 河北新報 2009年11月19日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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ありふれた風景「郷愁」大切な何かを失った気がしてならない・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 左党ならご存じか。「二日酔いには柿」といわれる。レモンにも負けないくらい含まれるビタミンCと渋味のもと・タンニンが血中のアルコール分を外へ出してくれるからだ

 それだけではない。疲労回復に有効なビタミンB類、ミネラルも豊富。だからか、本来は病人が少なくなる秋の快適な気候のことをいうこの言い回しが、柿を食えば病気の予防になると解される。柿が赤くなれば医者は青くなる―  

 そんな柿も自らを侵す病原菌にはかなわない。福島県北と宮城県南で実が葉とともに落ちる病気がまん延し、名物の干し柿を作る農家に深刻な被害をもたらしている。少しでも高く売れてくれればと願うばかりだ

 柿はかつて身近な果物だった。農家にも民家にも木があった。被害に遭った干し柿産地同様、軒先につるされた裸の実のすだれはありふれた風景だった。今はそれに郷愁を覚える  

 田舎で育った幼いころ、柿もぎに夢中の悪ガキ連を祖母が諭した言葉を思い出す。「全部とらず上の方の実は残しなさい」。これも当たり前のことで鳥のために残した

 布施柿という。ぬくもりとでも言おうか、ほかの生き物のことを思う気持ちが自然にこもる。今、郊外ですっかり葉が落ち実だけ鈴なりの放置された木を見かけると、大切な何かを失った気がしてならない。

 河北春秋 河北新報 2009年11月18日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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「五感すべてを自由にしたい」柔軟な感性で、新たな高みに挑み続ける・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 詩の感じ方は十人十色。ただ、どの詩も「こう読まれたいと望んでいる」と、詩人のまど・みちおさんは言う。「ぞうさん」は「ゾウに生まれてうれしいゾウの歌と思われたがっている」

 鼻が長いと言われた子ゾウは、からかいや悪口とは受け止めずに、母さんも長いのだと答える。「大好きな母さんと似ている自分も素晴らしいのだと、ごく自然に感じている」(『いわずにおれない』)  

 「ぞうさん」や、白ヤギと黒ヤギが手紙のやりとりを無限に繰り返す「やぎさんゆうびん」など、まどさんの作品はおおらかでユーモラスだ。そして小さな虫の命も、人間と同じ重さで歌う

 まどさんがきのう、100歳の誕生日を迎えた。創作意欲は全く衰えない。今年2冊目の新作『100歳詩集 逃げの一手』を発表。年齢を重ねた今の気持ちを、初めて作品で明かした  

 主に子どもを対象とした詩や童謡の中には、歌曲や合唱曲になったものが多い。抽象画も描き、94歳で初の詩画集を出した。「五感すべてを自由にしたい」との思いが創作の源泉だと話す

 自分に完成作はないと考えている。「本当に書きたいところまでいけないので、いつも今度こそと思っている」。柔軟な感性で、新たな高みに挑み続ける姿勢は、読者に勇気を与えてくれる。生涯現役を貫いてほしい。

 河北春秋 河北新報 2009年11月17日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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百発百中へ、全部決めない限り、五輪ではライバルとは勝負できない・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 百発百中とは銃弾や矢がみな的に当たること、転じて予想や狙いがすべて思い通りになることをいう。スポーツ選手にとっては理想の言葉だろう

 フィギュアスケートのエース浅田真央選手が先月、試合後にこの四字熟語を連発した。グランプリ(GP)シリーズのロシア杯で、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)ができず惨敗。「踏み切りのコースや勢いが安定すれば百発百中で成功する」などと話した  

 合計4度も口にしたという。この大技を何としても跳ぶという意志がにじむ。半面、思うようにできずに、もどかしさも交じっているように聞こえる

 ショートプログラムとフリーの演技で計3度組み込む3回転半を全部決めない限り、五輪ではライバルの金妍児選手(韓国)とは勝負できない、頂点は目指せない。要はそういう考えなのだろう  

 もっとも、その前に五輪の代表に選ばれなければならない。GPシリーズは今も毎週開かれていて、日本勢も出場している。選考対象となるそのファイナルが12月初めにあり、さらに月末の全日本選手権を経て代表3人が決まる

 前回トリノ五輪では荒川静香選手(宮城・東北高―早大出)がシーズン当初の苦境を吹き飛ばし、観衆を魅了する演技で金メダルに輝いた。百発百中へ、浅田選手の精進を見守りたい。

 河北春秋 河北新報 2009年11月16日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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2020年の夏季五輪招致に再挑戦「二の矢」3都市共催も夢物語ではない・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 「二つ矢を持つことなかれ。後の矢を頼みて初めの矢になおざりの心あり」。兼好法師は『徒然草』に書いた。だが、力を尽くしても外すことはある。二の矢を継げるなら挑まない手はない

 2020年の夏季五輪招致に再挑戦する考えを明らかにした東京都の石原慎太郎知事。16年の招致の矢を外した直後から意欲を見せていた。「苗は植えた。それをどう育てていくか」  

 20年五輪は広島、長崎両市が共同での招致を検討している。石原知事は「東京に決まったら広島と共催する」意向も示した。一部競技を他都市で開催した前例はある。3都市共催も夢物語ではない

 広島市の秋葉忠利市長はあらためて「複数都市による共同開催実現の可能性を検討したい」と強調。長崎市の田上富久市長も「東京と一緒に開催する可能性もないことはない」と述べている  

 日本オリンピック委員会(JOC)内には、財政や設備など開催能力が高い東京の再挑戦に期待する声が強い。共催なら「平和」の理念の強化にもつながる。花形競技の広島開催などは、現実的な選択肢かもしれない

 石原知事は11年4月で退任する。来年中に行われる見通しの国内選考を見据えての再挑戦表明だが、議会内には異論もある。知事選の争点にもなろう。二の矢の弓はどこまで引き絞れるか。

 河北春秋 河北新報 2009年11月15日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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「流行性感冒」持てる英知でインフルエンザ流行に立ち向かった気概・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 インフルエンザの病原が、ウイルスと分かったのは1930年代だ。それ以前にあった予防ワクチンは的外れだったことになる

 20世紀最悪のインフルエンザ「スペイン風邪」が、日本で猛威を振るったのは大正7(1918)年から翌年にかけて。シ者は39万人と言われ、この時初めて、ワクチン接種が試みられた  

 暗中模索の製造合戦。官民の研究者がこぞって予防効能を争った。使用を奨励した国は、結局は「未(いま)だ充分なる効果の判定を下し得ず」と結論付けている。医学界や行政と、この感染症との格闘は90年前から始まっていた

 そんな試行錯誤の経過を内務省衛生局が報告書に残していた。『流行性感冒』という幻の書。昨年、東洋文庫(平凡社)から復刊され、この大流行の中、注目の一冊となっている  

 原書を提供し、出版を主導した国立病院機構仙台医療センター(仙台市)の西村秀一ウイルスセンター長は「当時の人たちが、持てる英知で流行に立ち向かった気概を見る。守るべき基本がそこにある」と評す

 今、新型ワクチンは足りているのか、誰が何回打つべきか。研究が進み、多くの情報を手にすればするほど現代の人々は、次の難題の前で立ちすくむ。そこからどうやって一歩先に進むのか。大正の報告書から、くみ取るべきことは少なくない。

 河北春秋 河北新報 2009年11月14日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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事業の仕分け「民の膏、民の脂」透明性を高める。監視を強める。・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 「爾(なんじ)の俸、爾の禄(ろく)は、民の膏(こう)、民の脂なり」。二本松市に残る藩制時代の「戒石銘」は、お前の給料は民の汗と脂の結晶なのだから、と藩士を諭す

 中国の原典はさらに時をさかのぼり、10世紀の文書だという。税金を使う側への警告は生き永らえ続け、「政」や「官」の不祥事が起きる度に今でもよく引き合いに出される  

 職員の家族旅行に青森市が公費で助成していた。職員互助会を通じたその額は2004~08年度で6000万円以上。この手の一件はみみっちさが付き物で、肉やら豆腐やらスーパーのレシート分まで経費として通っていた

 二本松市にも職員共助会がある。1970年代から施設整備基金の積み立てをしていたが、05年、「当面の使い道がない」とそのうちの1億円を市に寄付し、戒石銘のある公園の整備基金に還元された。青森と対照的な話ではある  

 国の来年度予算の無駄を排除するため、政府の行政刷新会議が事業の仕分けを進めている。要不要の判断はどれもそう容易ではないにしても、廃止へ攻める側と守ろうとする側の緊迫感がいい。公開の手柄だ

 青森の助成事業が仕分けの場にさらされていたら、結論は容易だっただろうに。透明性を高める。監視を強める。「民の膏、民の脂」の使い道には、国も地方もまだまだ切り込める。

 河北春秋 河北新報 2009年11月13日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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わんこそば、冷麺、じゃじゃ麺の三大麺のほかに、豆腐は市の食文化を語るに欠かせない・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 この時季、盛岡市内のスーパーや居酒屋には「新豆腐」という品書きが登場する。10月中旬ごろに収穫が始まった大豆が原料で、香り高い味わいとともに、保水力があるために滑らかな食感が特徴だ

 盛岡の人たちは豆腐を実にたくさん食べる。1世帯当たりの年間購入量は都道府県庁所在地で一番多い。総務省の家計調査によると、昨年までの20年間で1位を逃したのは2001年の1回だけ  

 量は年間105丁前後、大体30キロほどが腹を満たす。盛岡市ブランド推進課は「わんこそば、冷麺(めん)、じゃじゃ麺の三大麺のほかに、豆腐は市の食文化を語るに欠かせない」とPRする

 なぜ盛岡が豆腐の街になったのか。諸説がある。「きれいな雪解け水が集まって地下水がおいしい」「寒冷地で大豆を盛んに栽培していた」「スーパーが頻繁にセール指定の商品にするから」…  

 いずれにしても、面白いのは市が11年前から毎月12日を「豆腐の日」と定めて消費を後押ししていること。市内の小中学校では地元産の大豆を使った豆腐の料理が必ず給食メニューに加わる

 街に出て岩手山を眺めると、かぶる雪が日に日に白さを増している。そういえば秋の季語に「新豆腐」があり、冬は「湯豆腐」。寒さが忍び寄る折、今夜は鍋の中に白いものを見ながら温まるのもいい。

 河北春秋 河北新報 2009年11月12日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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時効が成立するまで「逃げ得だけは許さない」時効撤廃を求めて・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 2000年に公開され、話題となった映画に「顔」(阪本順治監督)がある。引きこもりがちな中年女性がふとしたことから妹をコロしてしまうが、逃亡生活の中でさまざまな人と出会い、生きる意欲を見いだす話だ

 主演の藤山直美さんをはじめ実力派俳優が好演し、その年の映画賞を総なめにした。1982年に松山市内で同僚のホステスをサツ害後、時効が成立する直前まで15年間逃亡を続けた故福田和子受刑者の事件にヒントを得ている  

 2007年に千葉県市川市で英会話講師の英国人女性のイ体が見つかった事件。シ体遺棄容疑で指名手配中の市橋達也容疑者も福田受刑者のことを参考にしたのだろうか

 二つの事件は偽名を使い、美容整形を繰り返している点で共通する。福田受刑者は西日本を転々としたというが、市橋容疑者も福岡や名古屋など神出鬼没。多額の整形費用の出どころなど謎は多い  

 福田受刑者の場合、時効前に大きく報道されたため、怪しいと思った周囲の人が彼女の指紋を採取、警察に通報したことが逮捕のきっかけとなった

 市橋容疑者の整形後の顔写真公開後、捜査本部には多くの情報が寄せられているという。「逃げ得だけは許さない」。そう願う被害女性の両親は、時効撤廃を求めて遺族が活動する「宙(そら)の会」の会員でもある。

 河北春秋 河北新報 2009年11月10日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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アルディ「ラミダス猿人」最古の人類の思わぬ生活ぶり・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 エチオピアの北東部で、「ルーシー」の化石が見つかったのは1974年。身長約1メートルの小柄な体の骨盤や脚の骨は現代人と同じ機能を持ち、直立歩行していたことを示した

 約320万年前の猿人の女性。全身の骨格が分かる人類最古の化石で、研究者にとって、まさに至宝だった。ビートルズの名曲にちなんで命名されたことで、親しみを感じてきた人もいるだろう  

 歴史を書き換える発見があったのも同じエチオピアだった。ルーシーからさかのぼること120万年、440万年前の「ラミダス猿人」だ。国際研究チームが復元した全身の姿は、世界を興奮させた

 身長約120センチの成人女性。こちらは属名のアルディピテクスから「アルディ」と名付けられた。森林に住み木登りが得意だが、平地では二足歩行をしたという。最古の人類の思わぬ生活ぶりも浮かび上がってきた  

 一緒に見つかった多数の化石から、男女の体格差があまりなく、争いに使う犬歯が小さいことが分かった。研究チームは「男性も攻撃性が弱く、一夫一妻で暮らしていたのではないか」とみる

 樹上生活をしながら地上を歩き回るようになったのは、夫が妻のために探した食物を両手で運んだためだとか。夫の献身に思いをはせれば、ちょっとほろ苦いような、ほほ笑ましいような。

 河北春秋 河北新報 2009年11月8日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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「笑い」話の展開が速い漫才などと違い、ゆっくりした落語は中高年向き・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 桂米朝さんの文化勲章受章、三遊亭円楽さんのシ去―など、落語界から吉報と悲報が相次いだが、もう一つ、これは朗報。大阪にある上方落語の定席「繁昌亭」の入場者が50万人を突破した

 オープンから3年でこの客足。ブームを支えたのが中高年のファンだそうだ。雑誌「上方芸能」を発行する木津川計さんによると、話の展開が速い漫才などと違い、ゆっくりした落語は中高年向き  

 起承転結があって、テンポも流れも高齢者に合っているという。それにここは入場料が安い。2千円前後で生の落語が楽しめるのだから、たまらない。周辺の商店街がにぎわうという恩恵もあった

 笑いが健康にいいのは言わずもがな。医師の高柳和江さんは著書『笑いの医力』でその効果を列挙している。血糖値を下げ、ナチュラルキラー細胞を活性化させ、ストレスに関係するホルモンの分泌を減らす  

 繁昌亭の繁盛で、上方落語は話のネタが不足気味。そこで今は演じられなくなった江戸時代の落語を発掘し、よみがえらせる試みも始まった。気分の晴れないこの不景気に、上方落語の元気がさえる

 身近な場所に寄席があればなあ。そんな思いも募るけれど、まあ、ぜいたくは言うまい。CDの名演を聞いて笑って、免疫力を上げ、外も懐も、寒い季節を何とか乗り切ろう。

 河北春秋 河北新報 2009年11月7日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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たかはた文庫「土を耕す。心を耕す」人と人、人と土を結ぶ交流の舞台・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 「たかはた病」という風土病があるという。舞台は「まほろばの里」として知られる山形県高畠町。まほろばとは「住みよい場所」という意味の古語だ

 援農やフィールドワークなどで町に入った人たちが懐かしい風景やこまやかな人情忘れ難く、訪問を繰り返す。病膏肓(こうこう)に入ると、ついに移住を決意する。回復困難だが、心地よい病でもある  

 そう教えてくれた同町在住の農民詩人星寛治さん(74)が「たかはた文庫」構想を温めている。わが国の有機農業実践の草分け的存在。「土を耕す。心を耕す」をモットーに、農を通じた教育運動にも取り組んできた

 立教大学名誉教授の栗原彬さん(73)=政治社会学=が、蔵書10万冊の寄贈を申し出た。星さんの招きで、十数年ゼミ合宿を実施。頭でなく五感で学ぶ方法で「野性の知」(栗原さん)をはぐくんできた  

 建設場所は元農協の育苗施設で、町内外から寄付を募る。来春には栗原さんが深くかかわる水俣病やボランティア活動、環境問題などに関する書籍が並ぶ。わが国初の有機農業資料センターも併設する

 「人肌を感じつつ本と向き合う」(星さん)。田園に浮かぶ図書館は断片的な情報付与の場ではなく人と人、人と土を結ぶ交流の舞台を目指す。たかはた病に、新たに「活字中毒」という症状が加わる。

 河北春秋 河北新報 2009年11月6日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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国民病と言われる花粉症。多くの患者を苦しみから解放する研究・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 花粉症が初めて国内で報告されたのは1960年。ブタクサが原因だった。秋に症状を引き起こす代表的な植物として、ヨモギと並び、今ではよく知られる

 70年代半ば以降にスギ花粉の大飛散が続き、スギ花粉症を発症する人が続出。社会問題になり、花粉症は春とのイメージが強まった。秋でも春でも、そのつらさは変わらない  

 症状を抑える対症療法が中心だが、減感作(げんかんさ)療法という根本的治療法もある。原因物質のエキスを少しずつ濃度や量を変えて注射し、体を徐々に慣れさせる方法だ。ただ、2~3年打ち続ける負担が大きく、普及していない

 花粉症に悩む人々に朗報が届いた。東京都と日本医科大が臨床研究を進めてきた舌下減感作療法。約7割の人の症状が消えたり軽くなったりした。物質のエキスを食パン片に垂らし、舌の下に2分間置いて吐き出す方法だ  

 初めは毎日、その後は2週間に1度投与し、計2年ほど続ける。手間はかかるものの、通院回数は従来の療法より格段に少なくて済む。都は「錠剤開発などを含め、早期の実用化を目指したい」と意気込む

 患者の血液や遺伝子を調べ、治療効果が出るかどうか投与前に予測する研究も進めている。国民病と言われる花粉症。新療法が多くの患者を苦しみから解放する決め手になればいいが。

 河北春秋 河北新報 2009年11月5日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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事業仕分け「大胆に削れ」赤字国債の増発に反対している・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 「始めよければ終わりよし」。このことわざに従えば、どうも先が思いやられる。出だしで大きくつまずいたのだから。作業は中断し貴重な日数を浪費した

 予算の無駄遣い一掃を目指し行政刷新会議が発足させた「事業仕分け」チームの人選問題だ。民主党新人議員14人の起用に、寝耳に水の小沢一郎幹事長がだめ出し。結局、議員は32人から7人に減らされた  

 政府と党の意思疎通が不十分だったのは確かだが、懸念された政府と党による権力の二重構造という不安要素が頭をもたげてきた。エジプトのことわざにいう「ふたり船長のいる船は沈む」の恐れ。首相の指導力が問われよう

 仕分けチームは有識者約30人を加え仕切り直しが図られる。これにも懸念がある。特定分野で一家言を持つ人ばかりだけに「船頭多くして船、山に登る」事態になりはすまいか  

 最新の世論調査で75%の人が財源として赤字国債の増発に反対している。裏返せば、膨らんだ来年度予算要求額を「大胆に削れ」との大合唱だ。チームの役割は重い

 ことわざには反対命題のそれがある。「船頭―」に対しては「三人寄れば文殊の知恵」辺りか。妙案を引き出し議論をまとめるのは看板の政治主導でなければなるまい。「終わりよければすべてよし」となるかどうか、かじ取り次第だ。

 河北春秋 河北新報 2009年11月4日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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荒れた農地の復元は農業再生の第一歩 肝心の需要創出・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 消費が減り続けるコメの世界に「新規需要米」なるものがある。ニーズに応える、というより新たな需要をつくりだす。そんな意味合いが濃い農政用語

 輸入小麦に代わるご存じの米粉や飼料米などのことだ。その増産に赤松広隆農相が力こぶを入れる。40万ヘクタール近い耕作放棄地のうち10万ヘクタールでの作付けを目指すとぶち上げた  

 荒れた農地の復元は農業再生の第一歩だ。作り慣れたコメを栽培できて、しかも目玉政策である戸別所得補償で補助を手厚くするため主食米より利益が上がるとの触れ込み。農家にとっても新米並みにおいしい話なのだが

 10万ヘクタールなら少なくとも50万トンの収穫がある。米粉で言えば去年の使用量は1万トン弱にすぎない。作付けが急激に拡大したら―。勇ましい増産の掛け声に肝心の需要創出が追い付くのか、不安が先立つ  

 米粉を使ったパン・めん類作りは東北各地でも広がる。だが、聞こえてくるのは「量販店で扱ってもらえない」などとの声。輸入小麦に比べ割高な価格もネックとなって販路の開拓に苦労している

 新規需要米が売りさばけずコメ余りの再来となれば、元も子もない。赤松さんには、安定した流通の仕組みづくりにも知恵を絞ってもらいたい。農業を立て直す手だての一つであるなら、掛け声倒れに終わってほしくはない。

 河北春秋 河北新報 2009年11月2日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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「服装の自由化」視線を意識すれば、身なりはおのずから決まってくる・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 小学5、6年時の担任は身だしなみにうるさかった。着道楽ではなかったが、いつもしわ一つないスーツで教壇に立った

 「ジャージー、Tシャツの先生がいる」。大阪府のある市議がこう問題提起した。教育問題に一家言持つあの人が黙っているはずがない。「教育の自由をはき違えている。禁じなければ」。橋下徹知事がほえた  

 当然だが、教師の服装に決まり事などない。時代によって望ましい服装像は変わるし、そもそも個人の好みの問題。だが、体育の時間でもないのにジャージーで通すとなると、場違いな印象が

 全国学力テストで低迷する大阪での論争だけに、教師の服装の乱れとの因果関係を問う声もある。橋下さん自身がノーネクタイ派で、同じ公務員でも府職員には服装の自由化を推奨しているから、話はややこしい  

 作家の常盤新平さん(奥州市出身)は自宅ではどてら派だが、外出ともなれば当然、服装にこだわる。「よく見れば、趣味がいいのがわかるということでありたい」(エッセー集『おとなの流儀』)

 教師が服装に無頓着でいられるのは、常盤流に言えば「自宅=どてら」感覚だからだろう。第三者の視線を意識すれば、身なりはおのずから決まってくる。ここは禁止を言い募るより、先生方の良識に待ちたい。大人の流儀として。

 河北春秋 河北新報 2009年11月1日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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交信が途絶えてから4日「船第1幸福丸」台風の通過後に船内から3人を救出・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 「あしたの朝には港に戻ろう」。僚船と交わした連絡を最後に、交信が途絶えてから4日。大しけの八丈島の沖合で、何が起きていたのか

 乗組員8人を乗せたまま24日から行方不明になっていた漁船第1幸福丸の捜索で、海上保安庁はきのう転覆した船を発見、船内から3人を救出した。漂流する救命いかだからは船長が見つかったが、シ亡が確認された  

 潜水士が船底をたたくと中から反応があったため、生存者がいると分かった。船体に大きな損傷がなく、沈没を免れたらしい。無理して脱出しなかったことが生還につながった。精神力も強かったのだろう

 3人は「食事はなく水だけを飲んでいた。水も少ししかなかった」と振り返った。「船長を除く4人は同じ船室にいたが、転覆後に船外に脱出した。救命胴衣は着けていなかった」と話したという  

 捜索は難航した。台風20号の接近で、周辺海域は風が強く、波も高くなり、26日には一時、中断に追い込まれた。台風の通過後に船名の入ったはえ縄のブイやかごが見つかり、安否が気遣われていた

 転覆の原因について、複数方向からの波がぶつかり合い、高さ10メートル以上になる「三角波」の発生を指摘する専門家もいる。残る4人の捜索とともに、悲劇が繰り返されないよう、原因究明を急がねばならない。

 河北春秋 河北新報 2009年10月29日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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宇宙から戻ってきたミヤコグサの種の成長とともに、科学する心の芽も膨らむ・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 道端に生えている野草の一種にミヤコグサがある。草丈は20~40センチほど。花言葉の一つにある「復讐(ふくしゅう)」には似つかわしくなく、かわいらしい黄色い花を咲かせる植物だ

 十和田市・三本木農高の植物科学科の1年生35人が今、この野草に熱い視線を送っている。校内の実験室で大事に育ててきたのは、宇宙から戻ってきたミヤコグサの種  

 昨年11月にスペースシャトルで宇宙へ旅立ち、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」で8カ月間保管され、宇宙飛行士の若田光一さんとともに地球に帰還した。これがちゃんと育つかを観察している

 ミヤコグサは生物に必要な栄養素である窒素を取り込む機能が強いため、栄養の乏しい火星などでの育成が期待される植物。宇宙や科学に目を向けてもらおうと、東京の企業が公募し、全国で25の中高校などが参加。東北では唯一、三本木農高が手を挙げた  

 9月中旬に植えた宇宙の種は、「人工気象器」を使って育成。週1回、農業実験の時間に成長を観察している。発芽した8粒の種は、あと1カ月ほどで開花する見込み

 草丈や葉の数を記録する生徒の目は真剣だ。「自分たちのデータが宇宙開発につながると思うと、手を抜けない」と小田真司君(15)。宇宙の種の成長とともに、生徒たちの科学する心の芽も膨らむ。

 河北春秋 河北新報 2009年10月28日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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戦力の均衡「ドラフト会議」ファンサービスとして初めて会場を一般公開・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 プロ野球のドラフト会議が29日、東京都内のホテルで開かれる。注目は花巻東高の左腕・菊池雄星投手(18)。日米20球団との異例の事前面談の結果、国内でのプレーを決断した逸材は、果たして何球団から指名を受け、どこが交渉権を得るのか

 一部のファンは、その瞬間を間近で見ることができる。ファンサービスとして初めて会場を一般に公開するからだ。1千人の枠に1万5千を超す応募があり、関心の高さがうかがえる  

 米国のプロスポーツリーグが先駆けのドラフトは、趣旨の一つに戦力の均衡がある。大リーグでは前年の勝率が低いチームから指名するウエーバー方式を採用している

 一方、1965年に始まった日本のドラフトは、上位選手の指名方法をめぐって紆余(うよ)曲折を経てきた。選手側が球団を選ぶ制度もあったが、2007年に西武ライオンズがアマチュア選手に裏金を渡していた問題が発覚したのを機に廃止された  

 現在は1位指名が重複した場合に抽選を行っている。何でも米国にならえと言うつもりはないが、そろそろ完全なウエーバー方式を導入してはどうだろう

 くじ運による悲喜こもごものドラマは見られなくなるが、長い目で見れば戦力の均衡が図られ、球界の発展につながる。それこそが、真のファンサービスではないか。

 河北春秋 河北新報 2009年10月27日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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富県戦略「天命に従って人事を尽くす」難題は山積する県財政をどう再建するか・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 「天命に従って人事を尽くす」。宮城県知事の村井嘉浩さんの座右の銘だ。「人には世の中の役に立つ使命(天命)があり、使命を果たすように生きることで幸せを実感できる」。広報誌で解説していた

 禅僧の故山本玄峰さんの言葉。終戦の詔勅の文言「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び」を進言した人だ。「人事を尽くして天命を待つ」と違い、結果は期待しない。ただ、すべきことをする決意を示す  

 きのう投票が行われた知事選で、村井さんが再選を果たした。2期目を目指す現職は最も強いと言われる通り、民主党、共産党がそれぞれ推薦した新人2候補に大差をつけて勝利した

 政党などの推薦を受けず、県民党を旗印にしての戦い。実質的には前回推薦を受けた自民党色の強い陣容となった。衆院選後初めての知事選。当初は政党対決が予想されたが、そう単純な構図にはならなかった  

 幅広い層の支持を得たのは、圧倒的な知名度に加え、推し進めてきた「富県戦略」が評価されたためか。自動車産業の誘致などで実績を重ねてきたことが強くアピールしたようだ

 2期目の道は平たんではない。2年後にも財政再生団体に転落する恐れがある県財政をどう再建するか。雇用創出、農業再生をはじめ難題は山積する。人事を尽くし、使命を果たしてほしい。

 河北春秋 河北新報 2009年10月26日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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