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いらだちを深める社会の空気、イライラがまん延する世の中・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 人をコロした理由を問われ、「太陽がまぶしかったから」と答えたのはカミュの小説『異邦人』の主人公。この裁判の被告は「子どものころ飼っていた愛犬のあだ討ち」と言い張った

 身勝手な論理。ふてぶてしい自己顕示。不条理劇を見るような違和感は公判を通じて増すばかりだった。起訴内容を大筋で認めた被告は、その上で無罪を主張した。「コロしたのは人ではなく邪悪なマモノ」という卑劣な物言いで  

 一昨年秋、元厚生次官宅が相次いで襲われた事件。サツ人などの罪に問われた小泉毅被告(48)に、さいたま地裁はきのうシ刑判決を言い渡した。妄想性障害とする弁護側の主張を退けた

 異様さが際立つ事件。だが、不条理に憤るばかりでなく、問い直したい。たとえ犯罪に至らずとも、理不尽な怒りが暴走する危険が日常に潜んでいないか。いらだちを深める社会の空気が濃くなっていはしないか  

 クレーマーが増え、穏やかに見えた人が唐突に不満を爆発させたりする。イライラがまん延する世の中をどうしたら変えられるか。凶行を防ぐ教訓としなければ、やるせなさは救われない

 「人が人をコロさないのは自尊心があるから」。社会学者の宮台真司さんは書く。「コミュニケーションを通じて他者に肯定され、承認されることで自尊心は養われる」と。

 河北春秋 河北新報 2010年3月31日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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