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東北にも花見の季節が訪れ、旬の香りをまとった桜もち・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 「長命寺」派か、「道明寺」派か。宗旨の話ではない。旬の香りをまとった桜もちである。江戸風の長命寺もちと上方風の道明寺もち、お好みはどちらだろうか

 長命寺はもち粉に小麦粉を混ぜ、薄く焼いた皮であんをくるむ。290年ほど前、お江戸は向島の名跡、長命寺の門番が隅田川土手の桜の葉の利用法として考案した。葉を塩漬けにしてもちに巻き、門前で売り出した  

 片や道明寺は、もち米を蒸して干し、粗くひいた道明寺粉で皮を作る。平安時代の菓子で、『源氏物語』にも登場する椿(つばき)もちが原形らしい。いずれ、桜もちは鼻を喜ばせる春の芳香が身上。この香り、葉を塩に漬けることで生じるそうだ

 料理人の故辻嘉一さんは、葉の香りが移った薄皮の淡い味を「散り急ぐ桜花の可憐(かれん)さ」に例えた。桜の時季には決まって向島の土手に出向き、桜もちを楽しんだという  

 随筆に書いている。「ほのかな、あるかなしかの甘味が、春のはかなさに通じる舌ざわりとなって、京育ちの江戸好きに仕合わせを与えてくれます」。長命寺びいきだったようだ

 もちだけでなく、桜ご飯や桜豆腐、桜パスタ…と桜の食べようは工夫次第だ。桜前線がいわき市に達し、東北にも花見の季節が訪れた。目だけでなく鼻で舌で、全身で春の生気を浴びる、それも一興だろう。

 河北春秋 河北新報 2010年4月9日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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