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ぴちぴちした言葉を追求「日本人のへそ」で演劇界に新風・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 「コトバにも、魚と同じように捕れたてのぴちぴちしたやつと、冷凍のぱさぱさしたやつがある」。劇作家で作家の井上ひさしさんはエッセーに書いた

 前者は意味よりも音の響きを大切にしたもので、後者は響きを犠牲にして意味をより重視したもの。もちろん、ぴちぴちした言葉を追求した。語呂合わせや駄じゃれなど独特なリズムの言葉遊びは、笑い同様、井上文学の支柱だ  

 生きた言葉が躍る作品は練りに練られた。自他共に認める遅筆。27年前に創立し、自作の戯曲を上演してきた「こまつ座」は、新作が初日に間に合わないことがしばしば。遅筆堂を名乗った

 山形県川西町に生まれ、八戸、一関市を経て中学時代に仙台市に移り住んだ。友達と話すために、四つの方言を比較した私家版辞典を作ったという。言葉へのこだわりの原点だろう  

 上智大在学中に東京・浅草の劇場で喜劇を書き始め、卒業後は放送作家に。『ひょっこりひょうたん島』(共作)が人気を呼ぶ。『日本人のへそ』で演劇界に新風を吹き込んでからの活躍に説明はいるまい

 井上さんが75歳で亡くなった。『吉里吉里人』など東北に根差した作品も多い。川西町に蔵書20万冊を収めた遅筆堂文庫があり、仙台文学館の初代館長も務めた。東北に温かいまなざしを注ぎ続けた生涯だった。

 河北春秋 河北新報 2010年4月13日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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