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「ならぬことはならぬ」という会津の精神を貫いた根っからの役者だった・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 「のっぺりした二枚目より、犯罪者役の方がよっぽど面白い」。冷徹な悪役を得意とした俳優の佐藤慶さんはそう語っていた。自分で悪役を演じていると思ったことはないという

 「主役から見れば悪役かもしれないが、人間にはいろんな生き方や側面がある。人間とは何かという深い部分を追究するのが映画の面白さだから」。特に共感できる役が多かったのが大島渚監督との仕事だった  

 1960年の「青春残酷物語」への出演を皮切りに「日本の夜と霧」「儀式」など大島作品に欠かせない存在となり、強烈な存在感を示し続ける。本人が最も印象深いと話す「白昼の通り魔」の暴行犯役では、人間の本質を鋭くえぐり出した

 会津若松市出身で、市役所職員時代に新劇研究会を結成。福島県のコンクールで優勝したが、市長を招いた凱旋(がいせん)公演で無断欠勤がばれて免職される。上京して俳優生活を始めた  

 当初アクセントの違いに悩んだものの、活躍の場を着実に広げる。井上ひさしさんの舞台「イーハトーボの劇列車」(80年)やNHKの大河ドラマ「炎立つ」(93年)などの演技も忘れがたい

 佐藤さんが81歳で亡くなった。筋が通らないことに一切妥協せず「ノー人間」と言われた。「ならぬことはならぬ」という会津の精神を貫いた根っからの役者だった。

 河北春秋 河北新報 2010年5月7日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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