« 「世紀の誤審」当事者2人の素晴らしい人間性とともに、人々の記憶に残る・・・ 河北春秋 八葉蓮華 | トップページ | W杯1次リーグ突破へ、国民の期待もがぜん高まってきた・・・ 河北春秋 八葉蓮華 »

豊かな時代になっても、飽くなき探究心で真理に迫ることの尊さ・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 55年前、日本で初めてロケット発射実験を行った故糸川英夫博士は「モノとカネだけで人の心は埋められない。心の空白を満たすのは科学と芸術である」と随筆に書いた(『モーツァルトと量子力学』)

 博士の名を取った小惑星「イトカワ」を探査した「はやぶさ」が、地球に帰還した。往復60億キロという途方もない距離の航行に成功。きのう、オーストラリアの砂漠で回収されたカプセルには、地表の砂が入っているのではと期待されている  

 帰路の途中、燃料漏れによって姿勢の制御ができなくなり、7週間さまよった。設計寿命を超えたエンジンが次々と停止。「動いていること自体が奇跡」と言われた

 ぼろぼろになりながらも地球に帰ろうとする姿は、命を宿しているようだと天文愛好家の枠を超えて共感を呼んだ。全国の科学館などで記録映画が上映され、多くの市民が足を運んだ  

 7年前、遠大な使命を受けて宇宙の海にこぎ出し、最後はカプセルの落下を見届けて、自らは大気圏で燃え尽きた。日本人が持つ無常観に訴えるものがある

 プロジェクトの責任者は「この成果は、諸先輩が築き上げた科学技術の上に成り立っている」と総括した。豊かな時代になっても、飽くなき探究心で真理に迫ることの尊さ。博士の一念は見事、今に受け継がれた。

 河北春秋 河北新報 2010年6月15日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

|

« 「世紀の誤審」当事者2人の素晴らしい人間性とともに、人々の記憶に残る・・・ 河北春秋 八葉蓮華 | トップページ | W杯1次リーグ突破へ、国民の期待もがぜん高まってきた・・・ 河北春秋 八葉蓮華 »

「河北春秋」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1153341/35382883

この記事へのトラックバック一覧です: 豊かな時代になっても、飽くなき探究心で真理に迫ることの尊さ・・・ 河北春秋 八葉蓮華:

« 「世紀の誤審」当事者2人の素晴らしい人間性とともに、人々の記憶に残る・・・ 河北春秋 八葉蓮華 | トップページ | W杯1次リーグ突破へ、国民の期待もがぜん高まってきた・・・ 河北春秋 八葉蓮華 »