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炉で鉄が溶ける1500度の世界。炎熱はやがて「涼」を呼ぶ・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 サッカーのワールドカップ(W杯)をテレビ桟敷で観戦していて、つくづく思う。鉄は大切なモノを生む源なのかもしれない。「鉄壁の守り」。耐えて耐えて敵の攻撃をしのいだ先に歓喜がある

 チリーンと鳴る風鈴の音に誘われたわけではないが、観光施設「盛岡手づくり村」に行き、南部鉄器の工房をのぞいた。炉で鉄が溶ける1500度の世界。炎熱はやがて「涼」を呼ぶ。何と不思議な因果だろうか  

 岩手県が先ごろ、中国雲南省の茶産地プーアル市と物産PRなどで友好協定を結んだ。橋渡し役になったのは鉄瓶。沸かしたお湯が、とにかくお茶のうま味を引き出すらしい

 手始めに上海万博では先月末まで2カ月間、鉄瓶が展示された。ティーポットも含めて75個。その製品の良さは高い評価を得て、奥州市の業者は2千点もの納品注文をもらったそうだ  

 800年の歴史を持つ奥州市の南部鉄器で、海外への販路拡大は大きな飛躍。万博を見物した達増拓也知事は「岩手県全体の知名度向上も図れる」と期待する。鉄はほかの県産品の輸出をも後押しする可能性がある

 真夏の夜、家で黒々とした風鈴や鉄瓶をそっと触れてみる。驚くほどひんやりする。まるで耐え忍んでいるかのよう。きっと夜明け後の、しなやかで、熱い戦いに備えているに違いない。

 河北春秋 河北新報 2010年7月5日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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