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「進水式」資源が少なければ少ないなりに、新しい時代の漁業を期待・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 「船はわれわれの力で造り得る最も雄大なものだ」。近代造船設計の先駆者和辻春樹博士はこう言っている。無駄のない流線形の外観。その美しさが前へ進む力を生む

 近海マグロはえ縄船の進水式が、気仙沼市の造船所であった。大漁旗で飾った甲板から祝いもちがまかれ、シャンパン瓶がはじける。船は進水台を滑るようにバックし、船尾からゆっくりと着水した  

 思えば船の第一歩は大概、この慎重な「後進」から始まる。地元発注としては16年ぶりの新造船。魚が捕れず、船が減り、水産業全体がじり貧の今、時化(しけ)の海にこぎ出す船はもう後ずさりができない

 資源が少なければ少ないなりに、効率的な漁業で実を挙げるしかない。省エネ・省人型のエコ設計を追求、魚槽の鮮度保持機能も強め、収益性を高める。気仙沼漁協を軸にした改革プロジェクトの結晶である  

 右舷側の船名表示にはたと気づく。漢字の並び順が右から左で普通と逆。進行方向書きというらしい。漁船は例外なくそうだ。同漁協の佐藤亮輔組合長は「最後に付く『丸』の字が舳先(へさき)の方に来ては不自然。漁船はあれでいい」

 出漁は間近だ。魚群を追い真っすぐに突き進む姿が浮かぶ。第七勝漁丸。新しい時代の漁業を切り開けるか。その船名に切ないほどの期待が込められている。

 河北春秋 河北新報 2010年7月26日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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