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「甲子園には魔物がすんでいます」想像もつかないプレーを生み、劇的な結末をもたらす・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 作家伊坂幸太郎さんの連作短編集『終末のフール』の表題作に手製の弓矢を手にした少年が出てくる。目指すは甲子園球場。高校野球のテレビ中継で「甲子園には魔物がすんでいます」と言うのを聞いて、退治に行こうとする

 家族の再生が描かれる物語の中で、後に若くして自ら命を絶つことになる少年が、純粋で、愚直な正義感を持っていたことを表す印象的な挿話として登場する  

 確かに、甲子園には魔物がいるとよく言われる。夏の高校野球では勝利を目前にしながら、信じられないプレーが起きたことが何度もあった。1979年の第61回大会3回戦、箕島―星稜戦は最たるものだ

 星稜は延長16回に勝ち越したが、その裏2死、ファウルフライをまさかの落球。命拾いした箕島は本塁打で追い付き、18回にサヨナラ勝ちした。高校野球史上屈指の名勝負と語り継がれている  

 球児たちのあきらめない姿勢や大舞台特有の雰囲気からくる緊張感が、想像もつかないプレーを生み、劇的な結末をもたらすのだろう。それは誰のせいでもなく、魔物の仕業としか言いようがない

 熱戦を繰り広げている今大会も、仙台育英―開星戦などには魔物の影がちらついた。願わくば、郷土の代表や母校の試合では相手に肩入れせず、静かに見守ってもらいたいものだ。

 河北春秋 河北新報 2010年8月14日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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