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2010年10月

「食べることは食材の命を頂くこと」野菜も人も透明がいい・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 青菜をゆがく時、心に浮かぶフレーズがある。「野菜も人も透明がいい」。弘前市の岩木山のふもとに安らぎの家「森のイスキア」を開設する佐藤初女さん(89)の言葉だ

 悩みを抱える人を迎え入れ、手料理を共に食べ、苦しみにひたすら耳を傾ける。そんな活動を続けて30年近く。「食べることは食材の命を頂くこと」という信念から発したつぶやきだ  

 野菜の緑が湯の中で美しさを増し、茎が透き通って見える瞬間がある。この一瞬を見逃さずに火を止めること。透明になる時が、野菜の命をわたしたちの命に移し替えるころ合いなのだという

 生きる力をくれる野菜たちが、異常気象に翻弄(ほんろう)されている。この夏の猛暑による生育不良や品質劣化の影響が今月半ばまで尾を引いた。ひところは平年の4~8割高という値上がりに驚かされた  

 春にも天候不順で高騰したことを思い出す。キャベツやネギは2倍以上に跳ね上がった。初夏のころも低温や日照不足で品薄状態が続いた。今年は野菜受難がとりわけ深刻だ。自然の営みが自然に巡ることのありがたさを思い知る

 自然の恵みに感謝して暮らす初女さんの教えがまた浮かんだ。「限られた食材でも工夫次第。その命を生かそうと思えば慈しむように丁寧に調理するでしょ。すると絶対おいしくなるんですよ」

 河北春秋 河北新報 2010年10月19日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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4年ぶりの最下位。結果を伴わなければ・・・ 河北春秋 八葉蓮華

 きのう今季の戦いを終えた東北楽天。マーティー・ブラウン監督の解任が決まった。4年ぶりの最下位。去年は2位に躍進し、ファンの期待も膨らんでいた。やむを得ない結末か

 ブラウン流の限界はパ・リーグで優勝したソフトバンクと比べると一目瞭然(りょうぜん)だ。ソフトバンクは一つ先の塁に走者をどう進めるかとの意識が徹底していた。リーグ断トツの盗塁数。堅実な送りバント。使い分けが絶妙だった  

 盗塁も送りバントもはるかに少なかった楽天。ヒットエンドランを多用しては好機をつぶした。積極策は当たれば面白い。だが、チームの力量を考えれば勝つための野球からは程遠かった

 チームの一体感を何より重視したブラウンさん。野村克也前監督時代より選手との対話はぐんと増えたという。逆に緊張感の欠如を指摘する声があった。若手の育成でも期待に応えられなかった  

 休養日の導入や先発投手の中4日登板など米大リーグ式のやり方も、ファンの強い支持を得られなかった。ベース投げなど熱血漢ぶりは発揮したものの、結果を伴わなければむなしさが残る

 来季は新監督の下で再出発することになるが、中継ぎ、抑えの不足など、解決すべき課題は山積している。チームの在り方を抜本的に見直し、今度こそ誰もが納得できる戦いを見せてほしい。

 河北春秋 河北新報 2010年9月30日  創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

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